親子ペアローンと親子リレーローンとの2種類があるのが、親子ローンというものです。親子リレーローンは、最初は親が住宅ローンを返済し、途中で子どもが返済を引き継ぐというものです。親子リレーローンを利用するには、親子が同居するという前提で、子が親の連帯債務者になる必要があります。子どもの収入も合算して、親の収入の範囲ならローン審査を受けることが可能なことが、親子リレーローンの利点です。家族全員で新しい家に住むことも、親だけ、子だけでローンを組む時よりも借入金を増やすことが可能なのでできるかもしれません。人気があるのは、フラット35という住宅金融支援機構で取り扱っている親子リレー返済です。それぞれ親と子が融資を受け、同じ家を買う資金にするというものが、親子ペアローンと呼ばれるものです。親子ペアローンでは、子が親の、親が子の連帯債務者になります。親と子がそれぞれ単独債務者になって返済をするのが、リレーローンとの違いです。ふつうのローンより高額の借り入れが可能なのは、ペアローンの場合も、それぞれの収入によってローンを利用することができるからです。もうひつの利点が、親子共々、固定資産税を軽くすることができるということです。どんな特徴があるかしっかり調べてから、親子ペアローンと親子リレーローン、どちらがいいかを決めるようにしたほうが良いでしょう。